あっくんと生きる

あっくんと生きる

「左心低形成症候群」と診断された息子の闘病記+親の感情

あっくん、手術当日記念!?フォンタン手術までの経緯!

こんにちは。

あっくん、手術当日を迎えております。朝8時30分にオペ室に行ったきり、今はどこがどうなっていることやら汗。

家族待合室でソワソワしております、モリケン一家一同でございます。

そんなわけで(どんなわけだ)、もう色々ありすぎて説明しきれていなかったこれまでの経緯をおさらいしつつ、 今回の手術の内容について共有します。

はじめに

あっくんは左心ちゃんの中でもレア中のレアの症例

実はあっくんの現在の症状は、極めて稀有な事例と言わざるを得ない状況です。

「小児」というだけでそもそもの症例の母体数も少なくかつ成人よりも手術が難しいのに、心臓病は更に母数が少なく、更に更に左心低形成症候群と言ったら数万人に一人。そして症例がその中でもレア中のレア。 公開されている論文等の第三者的・客観的な文献を素にした治療はもはやできない状態に至っております。 (姿形だけ見れば、元気そうなのにね…。)

ゆえに、循環器内科の経験と脳内シミュレーション+心臓血管外科の野生の勘と執刀技術力に頼り切った、 仮説に次ぐ仮説の重ね合わせで、なんとかここまで来ている状況です。

他の左心ちゃんのご参考になるかわからないけど…

あまりにレアな症例なので、他の左心ちゃんのご家族のお役に立てるか分かり兼ねます。

ただ、そんな状況でも元気に生きているという現実があります。

ですから、左心ちゃんを授かることに打ちひしがれているご家族の皆さん。 どうかお子さんを信じて、気を保ってください。

こんな状況でのあっくんでも生きているんです。なんとかなるんです。

そんな左心ちゃんたちのお顔を直接拝見することはできませんが、一人でも多くの左心ちゃんそして心臓病児の命が、一日でも長く繋がれ、その生を全うできることを、心より願っています。

健常児が羨ましい、うちの子のほうが治療が進んでいる、あの子に抜かれた。羨望・嫉妬・後悔…気持ちは分かります。でも、そんなの無しにしたいと思うのは私だけでしょうか。みんな等しく授かった命です。それぞれの家族は表に出さないまでも、各々に辛い思いを抱きながら生活しているはずです。そんな負の感情に時間を割く暇があれば、病児や家族の幸福のために時間を使いたいと思うものです。

前回の緊急手術時のフローチャートをおさらい

前回のシャント形成術において(分かりにくいと評判の)フローチャートを作成しましたが、今回の手術で下記のようなルートをたどることが確定しました。

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あっくん:分かりにくいのにまた出すんですか?けしからんです!

おとーちゃん:まぁ、せっかく作ったので…。てか、あなたはオペ中なんだからじっとしていなさい!笑


前回肺動脈が閉塞した際に形成したシャントにより、左肺動脈が十分に成熟しました。そこで、今回目指すは、グレン再建+フォンタンの同時手術!ただし、グレン再建で使用する血管は人工血管とする。

再度肺動脈が閉塞してしまった場合に両肺フォンタン不成立になってしまうリスクがある。その際はリスクヘッジとして受動的に片肺フォンタンとなるようなフェールセーフ的措置を施す。

フォンタン循環、あるいは片肺フォンタン循環が不成立だった場合、穴あきフォンタン循環にテイクダウンする。

だいたい、こんな感じっぽいです。

あっくんのここまでの全ての手術をおさらい

さて、前置きが長くなりました(いつものことか笑)。おさらいしていきましょう。

まだ齢2歳半のあっくん。ここまで3回の心臓手術+2回の心臓カテーテル術を経て、4回目の心臓手術を迎えることになりました。

中々説明しても理解してもらいにくいくらい複雑な事象が起きていて、本当にもう、色々な異変が起き続けていて、心労半端ないっすよ。。。

心臓手術1:両肺動脈絞扼術(生後5日)

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出生直後、左心ちゃんは次のステップである最難関の大山であるノーウッド手術までの間、その特殊な循環系(動脈管開存症+心房中隔欠損症 を人為的に保持)を維持する上で、肺血流量の増大による疾患が懸念されます。

そこで、両肺動脈絞扼術(通称バンディング)により血管を人為的に補足することで、その血流量をコントロールします。

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あっくん:これは余裕でしたな!

おとーちゃん:そうですな!って、あなたはオペ中なんだから(以下略


心臓手術2:ノーウッド+グレン手術(生後4ヶ月)

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よくある症例としては、バンディングを延命し、まず最難関のノーウッド手術に臨み、その後ある程度の体力増強と循環系発達が見込めた段階で、グレン手術を行う運びになることが多いようです。

ざっくり言うと、それぞれの手術は下記のような効果をもたらします。

  • ノーウッド手術

    • 左心ちゃんの大動脈は機能していないので、何とかしないと間違いなく死亡する。
    • そこで、右心系から展開されている肺動脈を、弓部大動脈に接続し、新規に大動脈を形成する。
    • それだけでは肺動脈への血流が遮断されるため、上記肺動脈からシャントにより肺動脈への血流を確保する(通称:佐野シャント)。
  • グレン手術

    • ノーウッド手術のみでは、重度のチアノーゼが残留する。
    • そこで、前記シャントを回収し、代わりに静脈を肺動脈に直結させチアノーゼを解消したい(フォンタン循環)。
    • しかし、心機能や循環系が未発達な状況では、全身の血液を一度に肺動脈に流すことはリスクが高い。
    • そこで、フォンタン循環への第一歩として、まずは比較的流しやすい上半身の血液だけを先に肺動脈に直結させる(グレン循環)。
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あっくん:これも余裕でしたな!

おとーちゃん:そうです…ってイヤイヤイヤ!これは流石に11時間の大手術でしたから ^^; よく頑張ったよ、本当に…。


当初あっくんもこれら2つの手術を順序的に実施する予定でしたが、肺動脈の成熟が良好だったので、ノーウッド+グレン手術1回で終わる方針に切り替えることができました。これ自体、本当に不幸中の幸いだったと言えます。

  • ノーウッド+グレン手術の特徴
    • 元来2回行うべき手術を1回で済ませることができるので、体力の消耗を抑えられる。
    • ノーウッド手術時のシャント装着を省略できるので、人工物の侵襲を1回分回避できる。
    • ただし、体格が整うまで動脈管の開存を維持しなければならない。
    • 長期間に渡り24時間の点滴(プロスタグランジン投与)が必須となり、長期入院+生活上の制約が回避できなくなる。
    • しかも、それだけの痛手を負って待ったところで本当に同時手術ができるかの確証は持てないので、家族の精神的なストレスも増大しやすい。
    • あっくんは運良く同時手術にこぎつけたので、幸運でした。
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あっくん:これも余裕でしたな!

おとーちゃん:そうです…ってイヤイヤイヤ!これは流石に11時間の大手術でしたから ^^; よく頑張ったよ、本当に…。


こうして、あとはこのまま順調に行けばフォンタン手術をあと1回おこなうだけで、晴れてフォン単循環・単心室系の完成となり、日常生活における酸素とはおさらばできると、楽観的に捉えていました。

心臓手術3:大動脈・左肺動脈間シャント形成術(1歳9ヶ月)

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主治医も私達家族も、そんな楽観的な感情を抱いて「まぁ今回も順調でしょう」と言われて、ノーウッド+グレン手術退院1年後の心臓カテーテル検査で全くの想定外の事態が生じます。青天の霹靂とはこのことです。

なんと、あっくんの肺動脈が完全に閉塞してしまっていたのです。それに伴い、左肺動脈の血流が遮断され、今にもなくなってしまいそうなほど細切れの状態になっていました。

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あっくん:「晴天の霹靂」ですな!

おとーちゃん:「青天の霹靂」らしいです ^^;


泣けど喚けど、どうしようもありません。主治医からも歯切れのよい回答が得られません。

  • いつ詰まったのか?
    • 分からない
  • 原因はなにか?
    • 分からない。
  • 血液検査で異常は無かったのか?
    • いずれもかなり良好な値だった。
  • エコー・レントゲンで異常は無かったのか?
    • 左肺動脈だけは物理的な構成の制約で、極めて発見が難しかった。
  • カテーテルの頻度を上げれば発見できたか?
    • 分からない。
    • 閉塞は、兆候の検出ができる状態になったら数日で起こってしまう。
    • 毎日カテーテルをするくらいの検査をしないと検出は困難。

こうなってしまっては、もはや閉塞部は諦めるしか無いようです。

そこで、まずは閉塞部の出口である死にかけている左肺動脈を復活させ、閉塞部の入り口である肺動脈の中心部を再建する方針を取る戦略を取ることになりました。

具体的には、まず大動脈から左肺動脈に対してシャントを形成する緊急手術を施すこととなりました。

心臓カテーテル術1:バルーン血管形成術(1歳9ヶ月)

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シャント形成術後しばらく様態は安定していました。

ところがなんと。。。術後2週間後にこれまた重大な事件が発生します。

再度カテーテル検査をしたところ、今度は形成したシャントが閉塞してしまったのです。。。

そんなことがあるのか!?誰に聞いても、あっくんほど立派に成熟した肺動脈でこんなことが起こるなんて、今まで見たことも聞いたこともないという状況なのです。

外科・内科の両主治医もこの時の事件は相当トラウマになっているようです。。

  • いつ詰まったのか?
    • 分からない
  • 原因はなにか?
    • 分からない。
  • 以下略

もう、踏んだり蹴ったりです。

そこで、詰まってしまったシャントを再形成するために、今度はバルーンによって血管を拡張する心臓カテーテル術を実施しました。

ところが、結果は失敗です。もともと大動脈と肺動脈をつなぐようなシャントは物理的には不自然な構成で、それに対応したようなカテーテル自体が心臓病治療用としては存在しないのです。その中でも最も適していると思われた冠動脈治療用の「マイクロカテーテル」では駄目だったのです。

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あっくん:ガガガガーン!

おとーちゃん:笑い事じゃなかったんすから、本当もう… (T_T)


もはやバッテンだらけでワケワカメですね笑。

日本でもトップレベルに超経験豊富な主治医からも、厳しい状況を伝えられます。

「もう考えられる限りの全ての治療を施しましたが、この病院でこれ以上の措置を行うことはできません。」

これはすなわち、両肺フォンタン循環を断念せざるを得ないとう状況です。言い換えれば、一生日常生活で酸素が必要だよ、ということなんです。

これは衝撃です。今まで順調だと言われていただけに、その落差の大きさに家族感情が追いつきませんでした。。。

「あっくん…こんなに…頑張ったのに…どうして…?」

その問いには誰も答えることができません。理由なんて、無いんですから。

心臓カテーテル術2:バルーン血管形成術+ステント留置術(1歳10ヶ月)

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そんな絶望の淵に立たされていたとき、循環器科の主治医から吉報が入ります。

「まだ可能性があるかもしれません。」

なんと、主治医がたまたま参加した学会において、高齢者の症例ではあるにせよ、同様の症状に対してシャント再形成術を成功させた事例の発表があったようなのです!

何というタイミング!何という奇跡!!

なんと、使用するカテーテルは心臓病用ではなく、脳手術用の「マイクロマイクロカテーテル」なるアイテムとのこと。その発想はなかった。

主治医は早速そのカテーテルを業者に手配し、早急に再カテーテル術を実施してくださいました。

結果は…なんと成功!!!更に、再度シャントが閉塞することを回避するために、シャント内にステントを留置する処置まで成功!すごい!すごすぎる!!!

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あっくん:テイクツー!アークション!

おとーちゃん:カーット!完璧です!おつかれーっしたーーー!!!(ToT)


実際には、「マイクロマイクロカテーテル」がクリティカルに効いたと言うよりは、大腿静脈からのアプローチができなくなっていたので、大腿動脈からアプローチしたらうまく言ったという、物理的な構成上の問題が解消されたことが大きい、みたいなことを聞いたような気がしましたが、あまり突っ込んで聞かなかったし、もう一年くらい前のことで忘れた笑。てかそこはもはやどうでもいい!笑

とにかく、もう一回チャンスを与えてくださったことが効いたんです!

ありがとう、主治医の先生!ありがとう、そんな症例を発表してくれた先生!そして、似たような症状から回復してくれたどこかのおじいちゃん!

これで、まだ両肺フォンタンを諦めなくても良さそうだという算段がたったわけです。

ただ、まだ強敵の、肺動脈の閉塞という状態は変わっておりません。

今回の手術

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そんな紆余曲折を経て、カテーテル検査の結果、なんと細切れになっていた左肺動脈が見事に復活!これをうけ、ようやく閉塞した肺動脈の再建を試みることができる状態になりました。あー!もうここまで長かったー。。。

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あっくん:お、なんか左右の肺動脈がいい感じに太くなっているようですな!?

おとーちゃん:左のが少し細いけど、それでも上出来だよ!あの絶望の縁から、よくココまで復活してくれたよ、本当に。。。


それを受けて今回の手術です。

当初の計画

当初の計画では、閉塞した肺動脈を人工血管で再建することが目的でした。つまり、グレン循環の再形成のみを行うということです。

具体的には、以下の2つの処置のみを施すということです。

  • 左肺動脈に挿入したシャントを除去する
  • 肺動脈の閉塞部を人工血管で再建する

したがって、グレン循環での経過観察を経て、フォンタン手術は将来5歳位で行う予定でした。

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あっくん:ふむふむ

おとーちゃん:ふむふむ


急遽方向転換

ここに来てまた急遽方向転換です。

なんと今度は、肺動脈の再建と、下大静脈の肺動脈への直結を同時の行う運びになりました。

つまり、グレン+フォンタン同時術ということです。

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あっくん:ノーウッド+グレンのときも同時術でしたな!

おとーちゃん:同時術とご縁があるようですな、あっくん ^^;


ノーウッド+グレン同時術に続き、テイクダウンを経て、グレン+フォンタン同時術とは、あっくんには同時術との強いご縁がおありのようで ^^;

なぜ方向転換

同時手術は嬉しいのですが、それが本当に治療上適切な判断なのかが気になります。

聞くと、カンファレンスで以下経緯があったようです。

  • 肺動脈再閉塞への懸念提起
    • 今回の手術で単にグレン循環を再建しただけでは、閉塞前と同じ状況が再現されるのではないか?
    • つまり、また前回と同様の閉塞が起こるリスクがあるのではないか?

循環器科からの提起に対し、外科がこれを否定できなかったようです。そりゃそうです。論理的に否定できるなら、原因はとっくに解明できているはずで、こんな状況になっていないわけですから。

あっくんの左肺動脈に起こったあの謎の閉塞事件は、福岡市立こども病院を持ってしてもまさに悪魔の出来事で、相当トラウマなのでしょう。

  • フォンタン術の同時化によるリスクヘッジ
    • 前提として、あっくんの肺動脈および肺の血管床は、フォンタン循環に耐えうるだけの十分な成長を遂げている。
    • その上で、仮に肺動脈の再度閉塞が起こった場合かつそれに気がつくことができなかった場合でも、フォンタン術まで完了していれば受動的に片肺フォンタン循環に切り替わり、無理な緊急再手術をする必要性が低減できる可能性がある。
    • つまり、フォンタン術の同時実施はフェールセーフの観点からも妥当性を有する。

ほう、なるほど。

  • フォンタン術による循環系の変化
    • 次に、前回と異なる循環系にすることで血流量に変化が起き、以前閉塞した左肺動脈側の血流量が増大する可能性がある。
    • 推定原因の一つとして、あっくんの右肺動脈の血管は直径も抵抗値も優秀過ぎたため、左右肺動脈の血管抵抗血に著しい不均衡が生じたことが挙げられる。
    • つまり、左肺動脈側への血流量が低下したことで血流速も低減し、血栓が発生→結果として閉塞したという可能性も否定できない。
    • そこで、下大静脈を肺動脈に直結させることで、上大静脈のみを直結させたグレン循環のときとは異なる、いわば血流の淀みが右肺動脈側に発生することで、左肺動脈側の抵抗値が上昇→左右肺動脈間の不均衡が解消されるのではないか?という仮説を立てた。

さぁ、如何でしょう。論理的には分かりますがね。

そして、通常のフォンタン術と同様に、うっ血のリスクが判明した場合には、テイクダウンで穴あきフォンタンにせざるを得ないリスクは背負うことになる。あっくんの場合は、それが片肺になる可能性もあるという状況です。

その場合、チアノーゼが解消されないので、生涯に渡って酸素を要することになってしまいます。

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あっくん:なにやら複雑ですな!

おとーちゃん:それだけあなたはすごい手術をしているということですよ、あっくん ^^;


思考実験の域を出ていない

とは言え、いささか思考実験の域を出ておらず、机上の空論的な論旨展開ですよね。これを裏付けるための論文なんて無いんです。それどころか、なんら断片的なデータもなければ実績も皆無なんです。

それに、今までの説明ではこんな仮説、話の節にも出たことすら無かったんです。どちらかというと、

「グレンに戻すだけでもリスクがあるのに、フォンタンの同時にやるというのはリスクを増大させるから、同時術は否定的です」

と言われていたくらいなんですから。

それなのに、入院中の術前のカンファレンスで、突然手のひらを返したように同時術の話が出てきたわけです。家族感情的には同時術と聞いて嬉しい気持ちがありますよ。ただ、客観的な視点、特にアカデミックな立場からこの状況を観察すれば「なんじゃそりゃ?出直してこい!」となりますよね笑。

かの思考実験の天才・アインシュタインですら、実証には理論数学者の手を借り、様々に実験を行ったわけですが、あっくんの命がかかっている手術については実験的に色々試すなんて言語道断。リスクとリターンのバランスをリアルタイムに考えながら、最適な戦略・戦術を取っていくしかありません。

それでも信じてお任せする

もちろん、術前説明の段階で、主治医には色々質問させて頂きましたが、結論は「やってみないと分からない」この一点に尽きます。医師の立場にたてば、グレン循環における肺動脈閉塞事件のトラウマがあるだろうし、そもそも実績も無いのも事実なので、下手なことは言えないのも分かります。分かっているんです。

家族感情的には複雑です。インフォームド・コンセントの段階で起こりうることを聞いて、様々なリスクに対してそういうことが起こりうるのかと納得するしかありません。

頭では分かっていても、もうこの仮説を信じて行くしか無いんです。

最後は医師の誠実さ

最後は、主治医の誠実さです。その判断基準は、普段の外来や、入院中の経過報告、そして術前説明など、会話の節々から読み取っていきます。

例えばこちらから、

  • 「ん?そこはグレンであれフォンタンであれ共通のリスクでは?フォンタン同時術の方がそのリスクが低くなると見込めているのか?」
  • 「論理的には分かるが、結局不均衡は解消されないのでは?今回の手術でそれが緩和されることが期待できるのか?」
  • 「フェールセーフ的な措置には納得できるが、両肺フォンタン循環の成立以外では酸素の離脱ができないのではないか?」
  • 「今回再建に使用する人工血管を交換するために、将来的に再度開胸手術が必要になるのでは?」

など、素人丸出しの、ぶっちゃけ答えられないだろうなぁという質問や、ネガティブな回答をセざるを得ない質問に対して、

  • 「正直分からない。」
  • 「酸素離脱ができないケースは排除できない。」
  • 「今後複数回の開胸手術が必要になるが、その回数は分からない。」

等、患者にとって不都合な事実でも真摯に回答してくれるかどうかが、私は大事にしており、実際ちゃんと回答してもらっていると感じています。

ここでもし、医師と患者の間に生じる情報の非対称性や、知的レベルの格差を悪用し、故意にお茶を濁したような説明をしてサインをさせるようなら、私は納得しません。(過失なら大目に見る傾向はありますが、故意は許しません。)

その点、ここの医師は大抵(←全員とは言わない笑)しっかりと、かつテンポ良く(←ココ大事)回答をしてくれます。だから、私は安心して治療を任せることができるんです。この病院には本当に優秀な医師が密集していると思います。

そして、医師たちの経験とセンスを信じ、同意書にサインをさせていただきました。

手術は現在進行系

というわけで、朝8時30分にオペ室に行ったきりにあっくんは、まだ戻ってきておりません。手術はまだまだ掛かりそうです。

無事手術を終え、元気な笑顔を見せてほしい。またベタベタ遊ぼうね。そして、酸素が離脱できて、ある程度自由に行動できる人生を歩んでくれることを祈っているよ、あっくん。

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あっくん:みんな、また遊ぼーぜ!待ってろよ!

おとーちゃん:頼むぞー!本当、お主の力には期待しているからな!絶対に帰ってくるんだぞ、あっくん!


あっくん、4度目の手術入院開始!

あっくん!4度目の手術入院の始まり始まり~。

とは言っても、本エントリ執筆の4日前からではあり、ちょっと遅くなりましたが ^^;

手術についての詳細はまた別エントリで。

兎にも角にも、つまづいたり困ったりしても、いちいち反応したり挫けたりパニクったりせず、一つ一つ落ち着いて対応していくことが大切だなぁと、感じる今日この頃。

あと、誤りを指摘してくれる人がいることが、凄く有り難いという事。自分の成長を促してくれますから。批評や指摘は素直に聞き入れ反省し、改善に努める事が肝要と思います。

それができずに、自分は悪くない、悪いのは周囲の他人だ環境だの一点張りで、周りの貴重な声や意見から目を逸らし耳を塞ぎ、自己正当化と責任転嫁ばかりの自己中心的な振る舞いばかりしていたら、周りの人達からの信用や愛情が失われてしまうでしょう。

叱責こそチャンスがあると捉えて、落ち着いてコミュニケーションを取り、心を通わせた対話を通じて、相手の困っていることを察して、それにきちんと対応することで、誠実さが増し、人から信頼され、何より人間力が磨かれるはずなのだと思います。

そう信じて、前進したいものです。

と言った内容を読んで、「あっ、自分は大丈夫だ」と思うのが一番危険。だって、それこそが自己正当化だから笑。人の為すこと、ひいてはこの世の万事について、絶対確実なんて、決してあり得ません。常に何らかのリスクを抱えて生きているわけです。 自分にも思う節があるな、責任があるな、と思えるような人だと、一緒に仕事をしていてとても信頼できるものです。

そして、誰からも批判・批評をされなくなった時。それは、誰からも信頼されなくなり、見捨てられたことの証です。だって、周りが呆れ、あるいは恐怖によって口を噤んであるだけで、正しいことを言えなくなっているだけなのだから。

批評がある間は、まだ周りが改善を試みてくれている、自分のことに気をかけてくれている段階なので、まだ間に合います。

未熟なおとーちゃんはまだまだ鍛錬が必要です。

てなわけで、本題へ行きましょう!

今回はおとーちゃんといっしょ

今回の付き添いはおとーちゃんオンリーです。

更に、食料や日用品等の調達要員もなしの、ほんまもんのワンオペです笑。しかも、入院付き添いの全期間に渡ってワンオペです汗。自由利かないー。

自宅であっくんと二人でワンオペしていたときのほうがよっぽど自由が利いたなーと実感しています。

こういう経験を積み重ねることで、戦闘力(←!)が増えていくんだと思います。サ○ヤ人は死んだあとの方が強くなるみたいですし(オイ)。

そんな話は冗談として、ほんまもんワンオペになっちゃう人もいると思うので、ノウハウを残しておこうと思います。

自由が利かない!

なぜ今自由が利かないのか?ちょろっと書こうと思います。

必ず保護者が付き添い

原則として、必ず保護者が付き添う必要があります。

まぁ自宅にいてもこれは変わりませんが。

病棟からの外出禁止

原則として、患者は病棟から出てはいけません。これが厄介。患者を連れて売店とか行ければいいのですが、それができません。

かと言って、2歳半のあっくんなんて、よっぽどでなければ置いてけぼりなんてできません。ここで諦めたら詰むわけです。あっくんのバナナがあああぁぁぁ!チャーハンがああああぁぁあ笑!

看護師さんに子守を頼めるのはあくまで短時間

なので、もちろん病棟の看護師さんに「ちょっと見てもらえないでしょうか」的なお願い戦法も使えます。

ただ、あくまで短時間です。特に休日はマンパワが不足気味なので、早く戻ってきてオーラが強いです笑。

売店で買えるものならそれでもいいのですが、あっくんが確実に食べてくれるバナナやチャーハン、コロッケなどは売店では買えないので、外に出て買いに行かねばならないのです。

対策

昼寝時間の活用

あっくんは毎日午後1時過ぎから1時間ちょっと昼寝します。昼寝中はまず起きません。

というわけで、この空きにスタコラサッサと外出して、おとーちゃんの食料や、病院食が苦手なあっくんのための補助食品を買いに出ます(病院の売店でバナナ売ってくれたらうれしいな。生鮮食品はさすがに無理かな汗)。

看護師さんからと助かったオーラ出てました笑。

深夜の活用

あっくんは夜ぐっすり眠るので、この後が勝負!唯一まとまった時間が取れるのがこのスロット。

2時間毎に看護師さんの見回りもあるし、日中も具合悪く悪くないし、まぁ大丈夫だと。

ありがたいことに、病院の近くに24時間スーパーがあるので、ここも使えます!(バナナを求めてスタコラサッサと) あと、会社から電話かかってきたりしたとき、「今手が空かないんで後で対応しますー」とペンディングしていた仕事とかも、この時間で片付ける。ふぅ。

そして、このブログもね笑。

病院食

これはきつい。どーしようもない汗。直前におとーちゃんスパルタトレーニングで咀嚼と嚥下のスキルを底上げしたと言っても、食材と味のバリエーションには限界がありました。

というか、大人の入院でも厄介な致命的イシューがある。

「病院食は美味しくない」

色々試した。しかし、努力も虚しくまぁ食べない食べない汗。刻んでもらったところで焼け石に水。形状の問題じゃない。こりゃ味の問題です。持ち込んだあっくんの親しんだドレッシングをかけても駄目。レトルトで買ったカレーは口に合わないのか、カレーどさくさ作戦も駄目。

おかずが進まないからご飯が進まない。ふりかけをかけても無駄。いやー、積んだ笑。

とりあえず抜け出して購入してきたテッパン食材「パン・コロッケ・バナナ・ラーメン・チャーハン」等で餓死はさせないようにはしています笑。

そして、色々やって入院4日目にして、ようやく見つけたあっくんにとって一番食べてくれるパターンがこれ。

  • 朝昼晩 共通
    • 肉、魚、野菜 きざみ5mm
    • ご飯 取り辞め → パン x 2 に変更。
  • 昼版
    • ご飯 取り辞め → うどん 3cm カット に変更

これで食えるだけ食わせる笑!あっくんはラーメンが大好きなので、うどんを「ラーメンだよ、ラーメンだよ」と言って洗脳(!!)して、見事に成功!

あっくんも「アーメン!アーメン!」と言って食べてくれました。うどんの汁の中に刻みおかずを混ぜ込んで食べさせるどさくさ作戦もなんとか成功。とりあえず、うどんを食べ続けてくれることを願うしか無い。。

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あっくん:うどんカットされてないじゃないですか!?

おとーちゃん:いや、頼んだんですけどね ^^; この次からはOKね!


あー、術後に食事の脂肪制限入ったら何食べてくれるんだろう。無脂肪うどんとかないのかなー。

ま、体重が減るのは確実だし、食べ方忘れちゃうかもしれないけど、そんときゃまたおとーちゃんが食育し直すから、安心して手術に望んでおくれよ、あっくん ^^

他は?

あとはどーにでもなります。

洗濯も病棟内のランドリーを使えばすぐに終わるし、掃除は委託先の従業員の方が行ってくれます。

シャワーは自室で行いますが、夕方の処置時にシーネカバーを看護師さんに付けてもらえば、普通に入れられます。

お昼ご飯前にプレイルームで保育の時間があるので、そこで少し気分を晴らしてもらいます。パンダうさぎコアラを覚えてて良かった笑。ありがとう、おかあさんといっしょ。

室内では自宅から持ち込んだ乗り物・トーマスののおもちゃやDVDを使ってなんとかもたせる!

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あっくん:「パフマ!」「チッター!」「パプワ!」「バーバーブ!」「パープー!」

おとーちゃん:「くるま」「電車」「消防車」「トーマス」「パーシー」ね ^^; どう聞き取るとそう変換されるのだろうね笑。


とは言え、いかんせん2歳半なので持ちにも限界がある汗。

しょっちゅう散歩して、絵本読んで、また散歩して、抱っこして、プレイルーム連れてって、散歩して、抱っこして。

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あっくん:わたくしがプレイルームに来た瞬間に後光差し始めましたね!

おとーちゃん:いや、ただここに来た時間的に、たまたま太陽の位置がこんな感じだっただけの話なだけで ^^;


あっくんの笑顔を守りたい

そんなこんなで、どうしたって病院じゃ遊びの幅に制限がありすぎる。

さすがにあっくんも既にフラストレーションたまりつつあるので、たまに笑顔が止まることがあります。自宅にいるときはこんなに笑顔が出ない時間が続くことはないぞ!?というとき、ビビッと来る。

こりゃまずいと思ったときは、少しアクロバティックに遊んだり、プレイルームのおもちゃで気分晴らしたりしています。術前は5日だけだからこれでもっていますけど、術後が長くなるので心配。

なんとかあっくんの笑顔を止めないように努めていかないとね。

おわりに

入院生活という制約も中々エキサイティングです(オイ)。

制約は人を成長させる

中学の歴史で習った古代四大文明(エジプト文明、インダス文明、メソポタミア文明、黄河文明)というのがありますが、これらが栄えた理由は乾燥化という制約がきっかけだったようです。

なぜか?

乾燥化は水不足をもたらす。すると、様々な民族が水を求めて、川の畔に集まってくる。大量の人間が効率的に水を利用できるようにする必要性が生じるため、なんとか知恵を絞りその方法論を確立し、システム化する。そこで成功したシステムを他の部落でも応用する。という正のスパイラルが回ったようです。だから、中学のときに文明に対して、それと紐づく川を暗記させられたわけですね(ナイル川、インダス川、チグリス・ユーフラテス川、黄河)。

何が言いたいかと言うと歴史上重要な出来事である「文明」が「乾燥化」という制約によってもたらされたことに対するアナロジーとして「完全ワンオペ付き添い」という制約が、おとーちゃんの「育児サバイバル力」を向上させるという正の効果をもたらすと解釈することができます。

こうしてまた、人間として未熟なおとーちゃんが成長できる環境が神により与えられたのだろうと信じ、この試練を乗り越えていこうと思います。

また香椎宮行かないとね。

↓ノーウッド・グレンのときに行った、由緒正しき神社です。私は、信じていますよ。

www.akkun-ikiru.com

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あっくん:なんか髪短くないっすか?てかまだ男同士でベタベタしないといけないんですか?勘弁してくださいよ!

おとーちゃん:髪のことを気にする時間・コスト・煩わしさすら惜しいので、バリカンでカットしたのですよ笑 ^^; もうしばらく男同士仲良くやっていきましょうね、あっくんや ^^


あっくん、食事トレーニングをする!

おとーちゃんが休職中であることを良いこと(?)に、あっくんの食事トレーニングを実施しました!入院したら色々なものを食べる必要がありますからなぁ。

各所と共有する上で、この場所が効率が良いと判断し、記事に起こすことにしました ^^

トレーニング期間は2週間です。ややショック療法的な側面は否めませんが、今回はおとーちゃんがガッツリテコ入れします。

類似の悩みをお持ちのご家族にご参考になれば、望外の幸福です。

なぜ食事トレーニング?

あっくんは少々神経質なところがあり、2歳5ヶ月になっても、離乳食が中々抜けないことが常態化していました。

口や舌の筋力が未熟で、咀嚼や嚥下の能力がまだまだといったところです。

平均的なお子様であれば、2歳くらいで大人の食事も食べられることを考えると、そろそろ一歩進んだトレーニングが必要な段階に来たかな、という判断です。

柔らかいもの、とろみの有るものから、少しでも大人の食べ物を一緒に食べられるように、おとーちゃんが一緒に練習しました♪

楽しくやろーぜ、あっくん!

モットー

変革を起こすときのモットーは有名なコレです ^^

神よ、

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
・ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)「ニーバーの祈り」

(THE SERENITY PRAYER
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.)


アドラー氏やコービー博士等の著名なベストセラー書籍でも頻繁に引用されます。

もちろん、ここの相手が神である必要はありません。ニーバーは神学者なので、たまたま神なだけです。

ご先祖様でも、仏様でも、尊敬する先生でも、家族でも、誰でも良い。とにかく、何を変えることができて、何を変えることができないのか?そこをきちんと判別するところから話はスタートです。

あっくんのこだわりは変えられない

あっくんはまだ無垢な2歳児です。何かを厳しく言ったりして理解できるものではありません。彼の一挙手一投足に一喜一憂せず、そういうものなのだと捉えてこちらが柔軟に対処していくしかありません。

バイオハザードというゲームをプレイするときに「なんでゾンビなんて出てくるんだ?」とか、ドラクエをプレイするときに「なんで魔王が出てくるんだ?」と、怒る人はいないと思います笑。そういう仕様のゲームであり、その要素を変えることはできないからであり、むしろそれを楽しんでいます。

無垢で2歳児のあっくんの場合も「なんでこだわりが強いんだ?」と嘆いてもどうしようもありません。変わるなら、こちら、大人であり保護者の方しかありません。

食べさせ方、親の捉え方は変えられる

繰り返しになりますが、変えられるのは自分、そして未来です。その覚悟と解釈を変えられるのも、親の自分たちだけです。これは、何事についても普遍的な原則です。

この点をしっかり抑えて、子育てにも応用しようというお話です笑。

成果は?

体重の増加

細かい上下はありますが、しっかり体重が増えました ^^

下図に、トレーニング期間で計測した体重のグラフを示します。

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※注:本来、自宅で体重を毎日計測することは避けたいところです。毎日の変動に気が囚われ、僅かな上限で一喜一憂する要因になってしまうリスクが生じるためです。
 今回のトレーニングで毎日計測したのは、あくまで(後述のように)、毎日の増減があったとしても、平均的には体重のベースがほぼ純増していることをデータとして示したいという意図があります。


おしっこやうんちを出すタイミングにはある程度ばらつきがあるので、毎日の体重の上下は激しいです。

一方、(ここが一番大切ですが)4日移動平均を取ると、体重がほぼ純増となっていることが分かります。

初めて食べるものに驚いて機嫌を悪くしてしまったり、食べる総量が減ってしまうこともありましたが、後述のリスクヘッジをかけながら、どう転んでも摂取カロリーを担保できるようにしました。

これにより、色々なものを食べる経験を積ませながら、仮に失敗しても発育上必要十分な栄養素もしっかり摂取させるような、適切な食事トレーニングを施すことができました。

レパートリーの増加

色々な大人の食べ物を食べられるようになりました ^^

手づかみ+食器を利用

大人が食べさせるだけでなく、手づかみ・スプーン・フォークを使って自分で口に運ぶ習慣が付きました ^^

食への意欲の向上

自分から食べたいという意志を示すようになりました ^^

おとーちゃんが食べるところを見て、自分も同じものを食べたがるようになりました。

また、食事の時間になると「まんま!」と叫んで、自分で椅子に這い上がろうとする仕草が見られるように ^^

以下に、実際に食べられるようになったものを記します。

食レポ!(家食編)

あっくんに、色々なものを食べさせてみました ^^

カレー

お父ちゃんが作ったカレーを、パクパク食べてくれました♪

大人用を食べさせたよ!

1年ほど前にアンパンマンカレーが食べられなかったことがネックでカレーを食べさせることが憚れていた側面がありましたが、思い切って大人の甘口カレーを食べせてみました。

すると、食べる食べる!笑 よこせよこせと言わんばかりに手を伸ばして、パクパク食べてくれました♪

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あっくん:カレーって美味いんですな!あなたが作ったというのがしゃくですが!

おとーちゃん:相変わらず辛口ですな ^^; カレーは甘口にしたのですが。。。


ブロック冷凍したよ!

これに味をしめ、カレーをブロック型に冷凍して、あっくんのご飯の食べが悪いときに秘密兵器としてカレーを投入することにしました。

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毎回出すのではなくて、たまに出すのがいいみたいです。カレーが好きなことに変わりはないのですが、毎日出すと流石に飽きてしまいようで ^^; 大人でも同じですね。

一度出したらしばらくおいてから出すようにするのが良いみたいです。

幕の内弁当

スーパーで売っている、普通の幕の内弁当を食べさせてみました ^^

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手づかみ食べをしたよ!

おかずやご飯をあっくんの一口大にして、手づかみ食べをさせてみたら、こちらもパクパク食べてくれました ^^

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あっくん:これも中々ですな!

おとーちゃん:お主も中々ですな!


食べられた食材
  • かぼちゃ
  • がんも
  • にんじん
  • ひじき
  • 肉団子
食べられなかった食材
  • れんこん
  • しいたけ
  • さば

16穀ご飯豆腐バーグ弁当+じゃがバターパン

いかにもハードルの高そうなご飯も、食べてくれました笑。

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少し硬めでそのまま食べられない野菜は、もう少しレンジで温めて柔らかくしてからカレーに混ぜてしまって、どさくさに紛れて食べさせてしまう笑。あっくんも、頑張って食べてくれました。

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あっくん:手づかみ、こんな感じで良かですか?

おとーちゃん:良かです ^^


食べられた食材
  • 雑穀米
  • たまご
  • にんじん
  • ひじき
  • ブロッコリー
  • 豆腐バーグ
食べられなかった食材
  • れんこん
  • なす

コロッケ+チーズin肉団子

コロッケや肉団子も頑張って食べてくれました。最初は肉団子が少し大変そうでしたが、繰り返し与えることで慣れてくれました ^^

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あっくん:チーズinってのが良かですな!

おとーちゃん:それは何より ^^


デミオムライス

味付きのご飯は少し苦手のようですが、こいつは行けました ^^

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あっくん:デミデミ!

おとーちゃん:デミデミ! ^^


赤魚の煮付け

おとーちゃん方のばぁばが送ってくれた赤魚の煮付けをバクバク食べました ^^

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あっくん:この魚なら食べられますな!

おとーちゃん:プリプリで柔らかいからね ^^


醤油ラーメン+ファミチキ

ラーメンは、おとーちゃんの分を取り分けて、麺カッターで食べやすい大きさにカットします。

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おとーちゃんがラーメンを食べる様子を見て、叫んで要求してきました。めっちゃ気に入ったみたいで、ずっと要求してきます笑。

ファミチキは間違いなく柔らかいので、肉団子よりすんなり食べてくれました。

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あっくん:アーメン!アーメン!

おとーちゃん:ラーメンです ^^;


ちなみに、福岡名物(?)うまかっちゃん、まんぺいさんのチキンラーメンも大好きのようです。

牛カルビマヨネーズ+ハッシュポテト

冷凍食品は小さくて小分けにしやすい上、お試しもしやすいので練習に良いと思いました ^^

あっくんはフライドポテトが大好きなので、ハッシュポテトも行けました。 牛カルビマヨネーズは、他の肉団子やハンバーグに比べて柔らかくパサパサしていないので、かなりスムーズに食べてくれました ^^

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フレンチトースト

朝は色々なパンを食べさせることにしました ^^

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あっくん:これ、フランス由来なのですか?

おとーちゃん:実は、名前の割に、フランス由来ではないらしいですよ笑。


パンケーキ

朝ごはんシリーズです。

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あっくん:パンケーキとホットケーキの違いはなんですか?

おとーちゃん:薄いのがパンケーキで、厚いのがホットケーキらしいですよ笑。


サンドイッチ

引き続き、朝ごはんシリーズです。

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あっくん:ラン○パーック!

おとーちゃん:あーいや、メーカ違います ^^;


お茶をコップ飲み

ストロー飲みが基本だったあっくん、大好きなトーマスのコップでお茶を飲みました ^^

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あっくん:こんな感じですかな?

おとーちゃん:そうそう ^^ まだ全部一人でやると危なっかしいけど、少しずつ慣れていこうね。


食レポ!(外食編)

ハンバーグ定食(その1)

ファミレスのハンバーグ定食、行けました!

ハンバーグとフライドポテトがお気に入り♪

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あっくん:このデミグラスソース、たまらんですな!誰かさんの作ったカレーよりずっと美味いですな!

おとーちゃん:そらそうでしょうな。。。 ^^;


ハンバーグ定食(その2)

また別のファミレスでハンバーグ行きました笑。

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キャパ度外視でポテトとハンバーグを口に運ぶ勢いがすごい笑。

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あっくん:このデミグラスソース、たまらんですな!誰かさんの作ったカレーよりずっと美味いですな!

おとーちゃん:そらそうでしょうな。。。 ^^;


てりやきマックバーガー+マックポテト

ハンバーガーも行けました。もちろん、ハウスの募金もしました ^^

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あっくん:何すかこれ!大人ってのはこんなに美味いものを食べていたんですか!?

おとーちゃん:今後は一緒に食べましょうな ^^


他に試したけど食べられなかったもの

  • クリームシチュー
  • やきそば
  • ナポリタン
  • チャーハン

工夫点

合宿(?)トレーニング期間は約2週間。手術入院前のショック療法的な側面もあるので、それなりにリスクがあることは承知の上で、改革をしました。

したがって、想定される懸念事項に対して、様々なリスクヘッジをかけながら色々試していくことにしました。

新しいものを食べようが食べまいが、カロリーと栄養素を担保したまま、咀嚼や嚥下の能力を向上させつつ、体重を増加させることができました。

各対応自体は、栄養士さんのアドバイスを参考にしている部分もあります。

初めて食べるものを拒否してしまうのでは?

拒否したときは、過去に食べたことがあるものもさっと出して食べさせられるようにしておきました。

例えば、食べが悪くなってしまったとき、ブロックカレーをレンジでチンしてちらつかせると笑、また食べるようになりました。

噛んでも飲めなかったら出してしまうのでは?

出してしまったら、一旦脇に退けておきます。後ほどどさくさに紛れて食べさせます笑。

これで、少し間はあったとしても、咀嚼と嚥下を両方自力でできたと解釈します。

食べ物を何度も口から出してしまったら?

それでも、慣れないうちは何度も口から出してしまうことがあります。

その時は、食べさせるものの順番を変えたり、他のよく食べられるもの(カレー等)を組み合わせたり、色々工夫をしているうちに食べるようになります笑。

例えば、「パン→チーズ→ヨーグルト」の順で食べていた途中で機嫌が悪くなったら、「チーズ→ヨーグルト→パン」や「ヨーグルト→チーズ→パン」といった順番に変えたりします。

とにかく、本人がその気になってくれたらスイッチが入ったかのように食べ始めるので、そのツボを笑顔で探してあげます。

これを、何度も繰り返します。

一度に口に含める量が減ってしまうのでは?

離乳食・ベビーフードのときは口いっぱいに含んで食べさせていましたが、咀嚼が必要な食べ物を口に含む場合には、やはり一度に口に含ませる食事の量は減らさないと食べてくれません。

だいたい、ベビフの時から半分から2/3くらいまで減らすとよく食べます。1/3程度、半分程度、2/3程度、これまでと同等、と量を色々変化させながら、スムーズに、かつ量も担保できるのがこの辺りでした。

先述の口から出すときの仕草の観察や、そのときに食べさせた食事の量を調整を繰り返すうちに、だんだん適量が見えてきます。

口に含む量が減ると時間がかかってしまうのでは?

一度の量は減りますが、食べやすくなるからか、嚥下までの時間がかなり短縮され、かつ放っておいても自分で食べてくれることが多くなります。結果として、そんなに遅延が増大するような感じはありません。

というかむしろ、食の進みが加速しました。

仮に時間がかかってしまったとしても、1時間経過したり、あっくんが明らかに機嫌が悪く収拾がつかなくなったりしたら、スパッと中断します。

その代わり、先述のフォローアップミルクやエネーボを多めに与えて、カロリー・栄養面でのバックアップします。

この方法で、先述のように体重がしっかり増えていたので、カロリー面でのフォローはできていると考えるのが妥当と言えます。

もし残してしまったら勿体無いのでは?

基本は大人の食事の一部を取り分けるようにするので、残ったら大人が食べれば、勿体無いということは起きません。

もちろん、あっくんがたくさん食べてくれれば、それはそれで良しです。

食べたとしても、食事の総量が減ってしまったら摂取カロリーが減ってしまうのでは?

量が減ってしまったときは、食後にハイカロリーゼリーやフォローアップミルクを飲ませてカロリーの調整をします。

あるいは、よく食べる食材にドレッシングをかけてカロリーを調整します。

栄養が偏ってしまうのでは?

バランスを確保するため、栄養補助食品を摂取させます。カロリー、タンパク質、各種ビタミンが抱負な「エネーボ」という栄養剤を、フォローアップミルクに混ぜます。

www.peg.or.jp

これは、薬局で処方されるものですので、医師からの処方箋が必要です。体重の伸び悩みがある場合は、主治医に相談してみると良いと思います。

イライラしないの?

基本的には、あっくんが多少暴れたり、食べなかったとしても、特に何とも思いません笑。私の性格がそうなだけなのかもしれません。

まぁ、あんまり酷いときは辛いですが、そんなときは深呼吸をして6秒待ちます。山が去るまで少し待機です。

あと、前述のような鉄壁のリスクヘッジをかけているのだから、どう転んでも絶対のカロリーは取れるので、カロリー不足の心配は全くありません。

また、出しちゃった場合でも、咀嚼のトレーニングにはある程度寄与できたことは間違いないので、それで万々歳、合格と考えています。

あと、意識を食事から少しそらすようにします。なんでもそうですが、蛸壺のようにハマると、カッカしてしまって冷静な判断ができなくなることが多くなります。

時間が勿体無いんじゃない?

少しでも自分にとっても有益なことができるような工夫をします。

例えば、あっくんが口に食べ物を含んで咀嚼している間に、洗濯物を1枚干したり、洗い物を2個ほど済ませたりなど、咀嚼のたびにちまちま家事を並行して行います。たまに早く嚥下できてしまうと、逆に慌てて戻っていったりとかもあるくらい笑。

あるいは、私は完全ワイヤレスイヤホンをあっくんから見えない方の耳につけて、自分の好きな音楽やオーディオブックを聴きながらあっくんに食事を与えています。これなら、あっくんの食事の時間が、リラックスしたり、テンション上げたり、はたまた知見を広げたりする貴重な時間に早変わり!

時間を無駄に過ごしているとか、時間が勿体無いという感覚が少しでも軽減できるのではないかと思います。

おわりに

今回は、あっくんの食事トレーニングについてざっとご紹介致しました。 コレはいけるかなと思っていてもダメだったり、逆にダメかな?と思っても意外と食べられたりするものでした。

いずれにしても、やってみないと分かりません。食べたらよし、食べなかったらまた今度、という感じで色々試してみるしかないかな、と思いました ^^

あっくんはこだわりが強いので、食べさせる大人も楽ではないので、うまくリフレッシュしながら付き合う方法も少し工夫してみました。まだまだ色々やり方は有ると思いますので、継続して改善していこうと思います ^^

そんなこんなで、まだまだこれからも一緒に色々食べられるようになろうね、あっくん!

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あっくん:食事とは奥が深いものですなぁ。

おとーちゃん:そうですなぁ。それよりこの写真、なんだか妙にブクブクしているように見えますが… ^^;


【業務連絡】おとーちゃん、休職する!

業務連絡です。

ブログを開く隙間もなかったもので、もうすっかり浦島太郎です ^^; ご容赦下さい m(_ _)m

おとーちゃん、休職開始!

おとーちゃん、1月最終週から休職しています。期間はゴールデンウィーク明けまでです。

育児休職に続き、今度はバタバタと介護休職です。休職とは言っても、家では休むという概念がスッポリ欠落し、身体はバキバキで、頭もフラフラです笑。

あっくんと一緒に過ごすことは、楽しいので、これもまた趣なんですけどね♪ ^^


労働って、有り難いこと!

こんなに仕事を休んでばかりで職場には申し訳ないのと同時に、感謝の思いでいっぱいです。ただ、それ以上に、普通に仕事ができるって、とても幸福なことなのだと思います。


人生かけて、それこそこの身を削って培ってきた色々なスキルを活かして、世のため人のために、ただだた働くことができたら、なんて有り難いことであろうかと、ひしひしと思います。

(「有り難い」の語源を再掲。何かをしてもらうこと、何かが与えられていることは必ず誰かの貢献の賜物。それを当たり前と思ったり、もっとこうあるべきだと欲をはることは不平不満の温床で、不幸の始まりです。反対に、感謝の気持ちを持ち、足るを知ることこそが幸福の原点です。)

1kara.tulip-k.jp

人生には優先順位がある!

またあっくんの手術とか、色々ありましてね。

今度は、前回の手術で入れたシャントを取り除いて、グレン循環に戻す手術です。あわよくばフォンタンの同時術も、という話はありますが、これは期待しない方が精神衛生上ベターと思います。


人生には、優先順位というものがあります。世帯主として、先に守るべきものがあります。今は家族のケアに全力を注ぎます。


いつか、家族のことが落ち着いて、自分の全精力の限りを尽くし、この社会に貢献できる日が来ることを信じて。

キャリアも学位も諦めない!

そんな日が来たら、残業とかとか言う概念を度外視してもいいから、脳みそ擦り切れるほどに思考の限りを尽くし、ガス切れヒートアップしてしまう勢いで、思う存分全力でひたむきに仕事に打ち込んでみたいなぁ。(そら、やり過ぎか笑)


あ、4月から社会人博士課程の復学はしますよ。それはそれでやる!笑

家族を言い訳に夢を諦めたら、そこで試合終了だ!家族を守る、仕事をする、学位も取る!全部やるんだ!


困っても困らない!

かの松下幸之助の言葉で、強烈に印象に残るものがあります。

断じて行えば、鬼神でもこれを避けるという。困難を困難とせず、思いを新たに、決意をかたく歩めば、困難が却って飛躍の土台石となるのである。要は考え方である。決意である。困っても困らないことである。
・出展:松下幸之助著「道をひらく」


おおぉぉ。。。なんと力強い。。。さすが強靭なメンタルをお持ちのようで。

私のメンタルはガラスのハートでできています。そんな私が困難に対峙したときのマントラはこれ。

いよいよ面白くなって来たじゃねーか。


苦境のときこそ、それを試練と捉え、精進するチャンスだと考える。乗り越えた先の明るい未来を想像しながら、日々邁進する。それくらいが、ちょうどいいんだろうなと思います。

まだあっくんが生まれる前も、似たようなことをつぶやいていたなぁ。

www.akkun-ikiru.com

このときはまだ心も身体も、ずいぶん自由度高かったな笑。

おわりに

と言うわけで!あっくん、おとーちゃんとベッタリしようぜ!

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あっくん:男同士でベッタリなんて、気持ち悪いですな!

おとーちゃん:まぁそう言わずに笑。というか、ベタベタしてきてるのはお主でしょーが!^^;


2019年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。取り急ぎ新年のご挨拶です。

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あっくん:やっぱり毎年代わり映えがありませんなぁ。

おとーちゃん:毎年似たようなテンプレートだからこそ、相手に伝わりやすいのですよ!笑


・イノシシ画像出典:https://www.irasutoya.com/2018/10/blog-post_74.html

あっくんは元気!

あっくんはとても元気です。言葉もたくさん発するようになってきました。色、数字、のりもの、あいさつ等々、日々の成長に親として喜びを覚える次第です。特に、かの「機関車トーマス」に異常なまでの愛着を抱いているようです笑。

運動面の発達もめざましく、走ったり、階段の上り下りをしたり、とにかく動く動く。好奇心が満たされるようになってきたかな。

もちろん、すべてがすべて順調というわけには行きませんが、それは健常児とて同じこと。子供には子供それぞれの個性があり、本人の成長のペースというものがあると思うので、ゆっくりと見守って行きたいと思います。

ブログでもいっぱい書きたいことがあった

最近更新できなくて、すみません。本当はいっぱいいっぱい書きたいネタはたくさんあります。あっくんの成長ぶりや、心臓病関連のネタ、様々です。

私は幼い頃から好奇心の塊のような人間なので笑、このブログに限らず、山のようにやりたいことがあって、やるとなると、どうにか隙間時間を積分して作業しているわけです笑。

ただ、優先度や緊急性の高いものからこなしていくと、このブログにたどり着かず。。未熟な小生の作業スピードと頭の回転が遅いためです。不甲斐ない限りです。

あとは、これまた小生の精神面での未熟さ故の不覚です。私の努力が足りないのです。大人の階段登ったるー!

個人的な抱負

今年はたくさんブログを更新できるぞ!という約束はできません汗。ただ、そうなるためにいくつか考えを用意することにします。

戦略

家族への奉仕はもちろん、地域社会、周辺の皆様への奉仕、ひいては社会や世界に貢献できる人となるには、こんなところでくじけていてはならぬわけです。幸福の因において、利他の精神に優るものはありません。これは歴史が証明しています。

あなたが行く先々で、愛を広めてください。
あなたが出会った人たちが、より幸せになって去っていきますように平和は微笑みから始まります。
人のことを批判していたら愛する時間がなくなってしまいます。
-by マザー・テレサ


今の与えられた状況を嘆くのではなく、その状況をどう活用できるのかを考えるように考えます。所有の哲学ではなく、使用の哲学こそが幸福への道筋です(by アドラー)。

www.akkun-ikiru.com

精神的・肉体的鍛錬のための修行環境と考え、自らを律し、かつ面白おかしく生きていけるよう、自分や周りの人達の好奇心を駆り立てられるような活躍をして、社会に貢献できる人間になる。

努力や鍛錬の短期的な成果など一切期待しない。ただ、自分の行動が利他の精神に叶うものになっているかを常に自問しながら、自らを律していきたいものです。

戦術

じゃあどうするのか。付け焼き刃的かもしれませんが、内より湧き出る好奇心を満たすために必要なことをやるのみです。もちろん、家事も育児も仕事もちゃんとやった上で。

大学院 社会人博士課程 復学

2018年度は家事育児へのパワーにリソースを集中投下するため、休学をしていました。

1年休学して分かったことは、休学して確保したリソースを単に家事育児に当てれば良いというものではない、ということです。

社会人博士に復学してこそ、色々なバランスをうまく見極められるようになると考えます。それに、博士課程は自己責任なので、そのために体をひっぱたいてでも活動するのは、納得感が大きいです。このあたり利他の精神に叶いませんが、その第一歩としてまずは復学こそが未熟な私には必要なのだと、悟りました。

男もつらいよ

フー○ンの寅さんのつもりではありませんが。

まず、休学することによって、学校にもゼミにも学会にも出張に行けない(研究内容と業務との関連性が薄いので本当に行きたいイベントに行けない)というストレスを抱えることになりました。幼少からの夢でもありますし、ここに至るにはかなりいろいろな経緯がありましたので、思い入れはあります。

男目線だと理解してもらえないことが多いので敢えて書くことにしますが、父親の私だって、病児を授かってから生き方が大きく変わってしまったんです。

子供の病気によって母親の生き方が変わったという話は当然だと思いますし、そこに尊重と共感を示し全力でサポートすべきという立場は至極全うであることを前提としてです。なぜか、同じ文脈でこと父親に対象が移った瞬間、男親の生き方に変化が起きていると認識されにくいのが、辛いんです。

専業主婦の夫だというだけで、子供に一切関心を持たず、妻にも何ら理解や尊重を示すことなく、育児や家事もすることもなく、父親としての生活や人生に影響が出ないとでも、本気で思われてしまっているのでしょうか。。。

父親は父親なりに、家族の平穏、スキルを活かした社会への貢献とさらなる研鑽、家族を養うための経済力の担保、そして自らの幸福、こういった複数の因子に折り合いをつけるのに、思考面、行動面の組み合わせを、単一のやり方だけにこだわらず、色々調整したり、試行錯誤しながら苦悩しているのです。

今の状況については、休職もした、休学もした、今の職場からもかなり理解をしていただいて相当数の有給を取得させて頂いている。けど短期的な改善は難しい。ハイコスト・ノーリターンというのは、費用対効果的に一切の妥当性はありません。

それなら、仕事もする、研究もする、その上で家事も育児もする、そして技術記事の執筆やブログの更新もする!ここまでやらないとバランスが取れません。スーパーハイコスト・ミドルリターンくらいなら、私の性に合っています。だから、全部やる!

家事育児についても、少しずつですが、私が集中して行うべきことが見えてきました。妻は専業主婦で私は仕事があるので全部を引き受けるわけには行きませんが、実家が遠方でかと言っておいそれと戻れるほどの医療環境があるわけでもありません。色々なことについて、私が引き受ける必要があります。

その第一歩として、復学しながら、この厄介そうなバランシング問題にも挑戦してみようという結論に達しました。

体力づくり

全部やるには、体力が必要です。32歳を過ぎた辺りから昔みたいなパフォーマンスが出せなくなってきました。生産性が落ちている涙。年令とともに明らかに体力が衰えているのを、ひしひしと痛感しております。

そこで、スポーツジムに通うことにしました。短期的には疲労でパフォーマンスが落ちるかもしれませんが、中長期的には必ず成果に結びつくという確信があります。過去にも何度か通っていた時期がありますので、経験的にはきっと実ると信じて。

昔からもやしっ子ですが、筋トレとトレッドミルで基礎代謝と持久力を取り戻すぞ!

ダメだったら?

何事もやってみなければ、うまく行くのか・行かないのかなんて、分かりません。変化を恐れる、あるいは変化によって生じる作業が面倒だという理由で、同じことを漫然と続けるよりも、新しいやり方に可能性があるのなら試してみるべきだと思います。逃げていても何も解決しません。やる前から、無理だ、できっこない、等と嘆いて、足を止めない、諦めない。私はそうやって生きてきた。

そもそも、私は順風満帆じゃーんとか言われるけど、むしろ逆で、思い描いたとおりに物事が進んだことなんて、私は全くと行っていいほどない笑。小さいときから大人になって今に至るまで、ぶっちゃけ人生95%くらい失敗しまくって、身も心もズタボロになることばっかりで、それでも諦めない執念とゴリ押しでここまで来たようなもんです笑。

ただ、逆にそのおかげで、無駄に高くなったハードルを超えるための試練だと解釈できたり、思いがけない出会いやチャンスが舞い込んだり、結果として良いアウトプットを出せたりすることがあるので、そんなうまく行かなさも悪くないもんだなと思ったりしています笑。

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
(何かを達成しようとする意志があれば何だって達成できるはずなのだ。もし達成できないのであれば、それはそもそも達成しようとする意志がないだけの話だ。)
- by 上杉鷹山


まずはダメでもともとの精神で、実行に移して、壁にぶち当たってみればいい。続けてみてダメなら、その時考えて、また軌道修正すればいいだけの話。落とし所はきっとあるでしょう。

人間はひとりじゃない。必ずどこかに理解者がいて、共に歩める人がいる。利他の精神に基づいて行動を続けることで、そういう出会いの機会も増えてくるかもしれません。

さー、やったるでー。

おわりに

新年の挨拶のつもりが、何やらまた余計な話になってしまいました汗。

こういう風にたまに思考を整理しないと、発散したり、濁ったりしてしまうので、まぁ良しとします笑。

というわけで、また折を見て更新できそうなときに更新しますね笑(←オイ)。

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あっくん:なんだか話はよく分かりませんが、新年のご挨拶ですね!はい!メリークリスマス!

おとーちゃん:話がゴチャゴチャしているのは認めますが、あなたのその挨拶は相当に機を逸しておりますから!笑


【情報共有】「ごほうびショコラ」の配送サービス対応!

おはようございます!あっくんは元気です。

さて、今回はタイトルに示しました「ごほうびショコラ」の配送サービス対応について情報共有!

以前にご紹介した、以下のエントリでその商品をご紹介しました。

www.akkun-ikiru.com

この記事をお読みになった読者から、食べたいけど行けない!という声が多数ありました。

てなわけで、当時その要望を、友人であるオーナーにも伝えたところ、どうやら配送サービス自体は検討していたとのことでした。今は、すでにサービスが開始されています!

クール便対応なので、遠方の方でも安心してショコラが食べられます。

「なぜあんたが?」ですよね笑。私の友人が日々頑張っているからです!世の中の皆に「ごほうび」を提供する友人に対して、私からの「ごほうび」返しです笑。私が力になれるのであれば、力になりたい。この社会の皆様の存在があっての、自分なのですから、還元し続けたいものです。

配送依頼方法

メール、問い合わせフォーム、または電話のようです。

問い合わせフォーム

www.gohobi-chocolat.com

電話

  • 電話092-406-6386
  • 営業時間:11:00~17:00 (火曜定休)

必要情報

以下の情報を伝えればOKとのことです。依頼人と届け先が別々なので、ギフト用途でもOKです。

お値段は直接お伝えするとのことです。

お届け先情報

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • 購入本数
  • お届け希望日
  • お届け希望時間帯

ご依頼主情報

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号

おわりに

そんなこんなで、いよいよ「ごほうびショコラ」も福岡の地を飛び立ち、頑張っている色々な方のお口に届くことを願って。

うまいですよ、こりゃマジで笑。

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ホームページはこちら

福岡市|ガトーショコラ専門店 ごほうびショコラ

あっくん、ハッピーハロウィーン仮装デビュー!

ご無沙汰しております。更新が滞っており、本当に申し訳ございません。

少し、書けそうな気配がしたので、筆を取ってみました。

タイトルの通り、あっくんとハロウィーン!です。

仮装デビュー!

というわけで早速…。さぁあっくん、どんな仮装をしてくれるのか…?









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あっくん:








こ…これは!?



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あっくん:何ですかこれは!?

おとーちゃん:いわゆる、マ○オというものです ^^


マ○オと囚人という、いかにもおとーちゃんがやられてしまいそうなシチュエーション。

ちなみにこのお洋服、「スターボーイ」という名称で、あくまで「マ○オ」ではないということだそうです。これをみて勝手に「マ○オ」を連想する私達の思考の方にこそバイアスがあるのでしょうね笑。

おわりに

もう終わりです笑。

本当は色々なイベントがあったのですが、きちんと書き起こせない感じですね笑。

少しずつ回収していこうと思うので、今回はこれにてご容赦下さいませ m(_ _)m

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あっくん:人生色々ですなぁ。

おとーちゃん:コスプレかつそんな満面の笑みで言わんで下さいな笑。


P.S. 書籍がベストセラー → 病児家族を支えます

おかげさまで、先日ご紹介した拙著が、Amazonの「メカトロ・ロボット工学」カテゴリにて、売れ筋ランキングベストセラー、ほしいものリストランキング1位を継続的に取得しております(本エントリ執筆時点)。

当該分野の開発者の皆様に評価して頂けており、大変恐縮であると同時に、ありがたく存じます。

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また、以前申しました通り、私個人に分配される印税につきましては、全額難病児を支援するために寄付致します。(病児家族当事者自らがこのような姿勢を取っていかなければ、非当事者に伝わるものも伝わらないという思いもあります。。)

自分のスキルが直接的に病児支援に役立てられると実感すると、色々あったけど踏ん張ってきて良かったなと思います。皆様の清き一票(?)が、なんの落ち度もないのに苦しんでいる子供達とそのご家族を救う一助になります!

www.akkun-ikiru.com

小生、書籍の半分の執筆を担当し、かつ全編に渡り内容を把握しており(つもり…笑)、問合せ対応やサンプルコードの保守もメインで担当させて頂いております(勝手に自分で手を挙げてやっている笑)。

ふつつかですが、誠心誠意改善に取り組んで参りますので、もしお近くにご興味のある方がいらっしゃいましたら、どうぞ本書をご紹介頂けましたら幸いです。

実用ロボット開発のためのROSプログラミング

実用ロボット開発のためのROSプログラミング

  • 作者:西田 健,森田 賢,岡田 浩之,原 祥尭,山崎 公俊,田向 権,垣内 洋平,大川 一也,齋藤 功,田中 良道,有田 裕太,石田 裕太郎
  • 出版社:森北出版
  • 発売日: 2018-10-13