あっくんの治療が始まってからというもの、想像よりも大変なことばかりに遭遇し続ける日々です。
そんな治療生活にあたり、実にたくさんの方や設備のお世話になっております。
その一つとして外せないのが、ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか(以下、ハウス)です。
その理念や施設については認知が不足しているということを、以前ハウスのマネージャーがおっしゃっていましたので、微力ながらご協力できないかとは常々思っておりました。
その一環として、ハウスの情報を発信していこうと思います。今回は、ハウスのパンフレットの内容をご紹介します。
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
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あっくんが取材を受けたときの情報
パンフレット画像
ここでは、パンフレットの画像をそのまま引用転載します。
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
パンフレット内容
以下、パンレットの記載内容をテキストに起こして引用致します。
ハウスの歴史
彼もまた入院先の病院が自宅から遠く離れていたため、精神的にもそして経済的にも苦痛を感じていました。そこで彼は病院近くに家族が少しでも安らげる滞在施設ができないものかと考え、近くにあるマクドナルドの庖舗オーナー、病院の医師、そしてフットポールチームの協力を得て募金活動が進められたのです。
そして1974年、フィラデルフィア新聞社主が提供してくれた家屋を改造し、世界初の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が誕生したのです。彼らの切実な願いを数多くの人たちがわかち合い、3年後にはシカゴに第2号ハウスが誕生しました。やがてこの活動が世界的な広がりを見せ、今では世界に300以上の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が建てられ、年々増え続けています。
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
・出典:Ronald McDonald House Philadelphia
ハウスとは…
ふくおかハウスは、福岡市立こども病院の敷地内に建てられ、 16家族が滞在することができます。キッチン、リビンク、ダイニング、そしてプレイエリアが備わった大きな家です。
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
ハウスを支えるボランティア
さらにハウスの付帯施設のほとんどは、趣旨に賛同した企業から提供されています。また運営費は個人や企業からの募金や寄付によってまかなわれています。ハウスは、多くの方の協力なしでは、成り立たないのです。
・出典:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか パンフレット
ボランティアの募集
興味のある方は、下記までお問い合わせ下さい。
また、ハウスへの寄付などについては、ハウスマネージャーまでご連絡下さい。見学もできます。
- 連絡先:ふくおかハウス
- Tel:092-692-2031
- Eメール:dmh-fukuoka@seagreen.ocn.ne.jp
アクセス等
- 場所:〒813-0017
福岡市東区香椎照葉5-1-2
Tel. 092-692-2031
Fax. 092-692-9087
Email. dmh-fukuoka@seagreen.ocn.ne.jp - 施設:ベッドルーム16室
キッチン
ダイニング
リビングルーム
多目的室(図書館)
ランドリー
プレイエリア - 利用料金:1日 1,000円/人
- お申し込み:Tel. 092-692-2031
利用ご希望の方は、事前にハウスにお申し付け下さい。 - ホームページ:http://www.dmhcj.or.jp/
パンフレット同封 利用に関するご案内
パンフレットに同封されている別紙の利用案内を引用掲載します。語感の調整や誤字脱字等について、若干のリライトをしています。
はじめに
- ドナルド・マクドナルド・ハウスは営利目的の宿泊施設(ホテル)ではなく、多くの方からのご寄付やボランティアの善意と協力で運営しています。16家族が滞在する大きな『家』ですので、ご利用にあたりましては下記の案内をよくお読み下さい。
滞在条件について
- ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおかは、福岡市立こども病院に入院または通院している20歳未満の患者さんと付き添いご家族が利用する滞在施設です。
滞在期間について
- 限られた部屋を公平に利用していただくため、滞在は最大で2週間(14泊)です。
- 入院期間が長期に及ぶ場合は、2周間の利用後、一旦チェックアウトしていただき、1週間あけてから再利用が可能です。この場合の滞在は2週間(14日間)です。
- 再利用については、この繰り返しで利用することができます。
- 外来受診は、2泊まで滞在可能です。
利用料金について
- 1人1日1,000円
- 別途理念使用料173円、合計1,173円です。
- 寝具・リネン類の持ち込みは出来ません。
- ;但し、患者さんは無料です。
- 駐車場をご利用の場合は1日300円いただきます。
その他
- ベッドルームは個室で、ツインルーム(バス・トイレ付き)です。テレビは共有スペースでのご利用となります。
- エキストラベッド、ベビーベッドも用意しております。必要な場合には、お申し込み時にお知らせください。
- チェックアウトの際は、ご利用になったベッドルームをご家族の責任の下、清掃していただきます。
- レストラン等の施設及びハウスからの食事の提供はありません。共有キッチンをご自由にお使い下さい。
- ハウスに託児所はありません。またハウス内でのお子さんの事故等には一切責任を負えませんので、ご家族の責任の下、お連れ下さい。
- 下記のものは用意しておりません。ご持参下さい。
・パジャマ ・洗面用具 ・タオル
チェックイン・アウト時間
- チェックイン/14時~19時 (平日)
14時~17時 (土日祝) - チェックアウト/9時~12時
※チェックイン手続きの際は、ハウスの説明をさせていただきますので、30分程お時間がかかります。
※チェックイン後、ハウスへの出入りは24時間可能です。
申し込みについて
- 電話または来訪し、お申込みをお願いします。FAXやメールでのお申込みはできません。
- 利用確定は入院の際は7日前、外来の際は3日前の時点で決定いたします。
- 先着順ではなく、患者さんの緊急度、治療レベルの重症度、お住まいの地域によって優先順位の高い方からご案内いたします。
連絡先
- ご不明な点は、下記までご遠慮なくお問い合わせください。
- 電話/092-692-2031 平日受付時間 9時~20時
土日祝祭日 9時~18時
あまりに余談すぎる余談
一号ハウスはアメリカのフィリーにあるって!
なんと、本家はフィリーにあるらしい!は?だから何っ?て感じですよね ^^;
完全に個人的な話で、自分は学生の頃に一年ほどペンシルベニアに住んでいたので、フィリーと聞くとちょっと親しみを感じます。
し!か!も!
かの名門アイビー・リーグの1校、ペンシルベニア大学(通称: UPenn)と目と鼻の先にあるではありませんか!
・出典: Google マップ
※ 私のことを知っている人向けのフォロー。私がいたのは州立大学(通称: PennState)の方でして ^^; すげー紛らわしくてしょっちゅう間違われます笑。てかそもそも、私ごときの人間ではアイビー・リーグなんて行けませんからね!
当時の自分が、将来病児を授かることになると知っていたら、お子ちゃまミーハー的にUPennを見学しに行ったときに、ハウスにも寄っていたのになー。千載一遇のチャンスを逃してしまったな。トホホ…。
本家では「ロナルド・マクドナルド・ハウス」らしい
本家では「Ronald McDonald House」と言う名称であり、「RMH」という略称で表記されています。
え?もしかして、ドナルドじゃないの?と思ってマクドナルドの本家のホームページを見てみたのですが…。
なんと!あのマックの名物ピエロキャラの名前、Ronaldらしい!
・出典:mcdonalds.wikia.com
この描写…。本家キャラクター一覧の中で当てはまるのは…?
ロナルドさん:ん?何ですか?
そうだよ!間違いないよ!絶対ヤツ以外にありえないじゃないか!
なんてこった!まじで知らなかった!こんなことを見逃すだなんて、俺は一体アメリカにまで行って、何を学んでいたんだー!ウオー!
なんで「ロナルド」が「ドナルド」になったの?
こういう責任を取る必要のない面白い情報は、Wikipediaさんにお尋ねするに限ります笑。
このマスコットの本名(正式名称)はロナルド・マクドナルドであるが、日本ではドナルド・マクドナルドとなっている。これは、マクドナルドが初めて日本に進出した際、藤田田が日本人にとって「ロナルド」という単語は発音しにくく「ドナルド」の方が発音しやすいという意見を採用したためである。
・出典:ドナルド・マクドナルド - Wikipedia
マジか、そんな理由だったのか笑。
ちなみに「マクドナルド」の発音の経緯まで
どうも、創業者の藤田田氏は、日本人にとって発しやすい音にこだわりがあったようですね。
日本語の研究が趣味で、日本マクドナルドを創業する際も、「McDonald's」を、正しい発音である『マク-ダーナルズ、または、マク-ダーヌルズ』とせずにアメリカ本社の反対を押し切り「日本語的に馴染みやすい3・3の韻になるよう」に『マクド-ナルド』とするなど、本業にもその成果を反映させた。
・出典:藤田田 - Wikipedia
これ、渡米あるあるでしょう笑。「マクドナルド」が全く通用しないのですから、これは一大事ですよ!
私も例に漏れず(?)、一人寮の個室で「マックダーヌルズ」をひたすら練習していた夜があったことが、昨日のことのように思い出されます(いや、そこまでではないか笑)。
私としても日本の文化を伝達すべく(どんな文化だ笑)、現地の人にも一生懸命和琉発音を教えたことがありましたが、最後まで習得してもらえませんでした。シクシク。
とにもかくにも、日本人に優しくしたがゆえに、このグローバル社会で日本人が外国で苦労することになろうとは、藤田田氏も予想していなかったことでしょう(そんなに大げさな話ではありません)。
おわりに
ハウスのことをご紹介したくてエントリを書いていたのに、最後の方はただの私の回顧録になるというカオスっぷりに、私自身が戸惑っております。
まぁ、たまにはこういう展開も良いじゃないかなと思うことにしましょう(これでいいのだろうか…)。
とにかく、今回のブログで伝えたかったことは、
これにより実際にたくさんの病児家族が救われているんだよ!
ということなんです!ということを強調しておいて、今回はこれにてお開きです ^^
あっくん:まったく、何が貢献ですか。後半とかマジどうでもいい話ばっかりじゃないですか!
おとーちゃん:なんか今回は私のツボに入るような情報ばかり出てきて、気になって仕方なくなってしまったんですよ汗。いやほら、本家のブログじゃこんな余談ネタ書くわけにいかないでしょ?個人ブログならではの強みなんですよ!とか屁理屈言うおとーちゃんみたいな大人になっちゃいけないよ、あっくん。