はじめに
あっくん,肺動脈バンディング手術を受ける にて初めての手術を乗り越えたあっくん.
現在経過は順調で,呼吸も安定しています^^
それまでの経緯をメモしていきます.
2016/08/某日 (生後6日): あっくん,呼吸停止!
朝一の説明
手術翌日の朝に一度外科医から経過の説明がありました.順調に回復しているとの頃で,人工呼吸器が取れるかもしれないとのことでした.
PICU面会
PICUで面会できる時間は13:00-15:00ということで,あっくんに会いに行きます.
おー!人工呼吸器取れてんじゃん!やるなーあっくん!
呼吸停止
と思った,その時!
モニター:「ペコンペコン」
看護師さん:「サチュレーション,低下しています!」
モニター:「ペコンペコン」
私達:「へ?」
ぞろぞろ人が集まります.モニター上のサチュレーションが50台になったところまでは記憶しています.
多分コレとは違いますが,イメージこんな感じのものが出てきます.
それ,手動の呼吸器的なあれですか?医療ドラマのワンシーンさながらの光景が目の前で繰り広げられています.
モニター:「ペコンペコン」
看護師さん:「すみません,ご家族の皆さんは待合室にお戻り下さい.」
モニター:「ペコンペコン」
私達:「(ぽかーん)」
あっという間に蚊帳の外の存在になってしまいました.何か,突然のことで,家族としては何をしてよいのか分からない感じになってしまいました.
取り敢えずPICUを出て待つ他ありません.待機すること小一時間.あっくん復活とのご報告を受けました.
何が起きたのか?
呼吸が停止したため,サチュレーションが低下したようです.
原因は?
結論としては,はっきりとした原因は不明,のようです.
新生児はちょっとしたことですぐ呼吸を忘れてしまうみたいです.産まれて間もなく手術で麻酔を受けたり,人工呼吸器を取り付けたりで,自律的な呼吸が阻害されるような刺激が影響した可能性もあるようです.
要は,ちょっと呼吸器を取るのが早かった,そういうことみたいです.また,仕切り直しですね.
本件以降,呼吸器,酸素吸入器周りの処置については慎重になっていきました.時には攻めることも必要でしょうが,今はまだその時期では無かったようですね.
あっくん復活
何はともあれ,復活してくれて良かったです.もれなく人工呼吸器も復活を遂げましたが^^;
手術後は様態が不安定になるので,こういうこともあるのでしょう.
それにしても,俺達が面会に行った直後になるとは^^;
2016/08/某日 (生後7日): あっくん,光る!
あっくんに「新生児黄疸」の症状が出たようです.別に病気云々関係なく,新生児では良くあることのようです.
由緒正しそうな(?)青い後光が差しております.ははーm( _ _ )m
黄疸のメカニズム
黄疸は体内の「ビリルビン」なる黄色成分が蓄積すると生じるようです.本来「ビリルビン」は肝臓で分解されて尿として排出されますが,新生児の肝臓は未発達のためうまく処理できない場合があるようです.
また,「ビリルリン」は赤血球を分解する際に生成される成分とのことです.出生直後は胎児期間の名残で体内の赤血球の数が多いようで(自分で呼吸しないので酸素が足りない分,赤血球の数を増やして酸素量を補っている),産後に肺呼吸に切り替わることで赤血球が急に分解され始め,「ビリルリン」が多く生成されやすいとのことです.だから,新生児に黄疸が生じやすいのだそうです.
青い光は,この「ビリルビン」を水に溶けやすくするための処置であり,「光線療法」と呼ばれるようです.溶けた「ビリルビン」は便として排泄されるよう.
程なくして,この後光も不要となりました.カッコ良かったのに(違).
おわりに
あっくん,この後も回復してくれます!
その様子は次回投稿します^^